卒業論文レジメ 2002.12.9               国際社会学科4年 磯 加奈子

 

レジメの発表も最終回となり、今回は章立と今まで行ってきたことを振り返ってみたいと思う。

 

「1人親を取り巻く環境と行政制度」

 

はじめに

 

第1章  1人親を取り巻く環境

     1節   離婚の現状

     2節   養育費問題

     3節   1人親の世帯数の変化

     4節   1人親の生活問題

    

 

第2章  1人親に対する行政制度

     1節   児童扶養手当

     2節   鹿沼市の児童育成手当

     3節   宇都宮市・鹿沼市役所担当職員へのインタビュー結果

 

 

3章   シングルマザーに対するアンケート

     1節   アンケートの調査方法

     2節   アンケート集計結果

     3節   アンケート回答者の声

 

 

4章   インタビューとアンケートを終えて

     1節   1人親に対する制度のあり方

     2節   今後の課題と提案

 

おわりに

 

参考文献

 

図表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回第3章にシングルマザーに対するアンケートというものを組み込んだが、日々の生活の中であの人は一人親だと判断することも難しくプライバシー問題にも関わる。でも生のシングルマザーの声をどうしても取り込みたいと悩んでいたところ、H.Pでシングルマザーフォーラムという団体を見つけそこの管理者に卒論の中にその団体が行ったアンケートを使用してもいいという許可を得ることができた。

 

アンケート結果に目を通すと、児童扶養手当の申請時にプライベートなことまで事細かに聞かれ嫌な思いをした人が多数いる。実際、宇都宮市役所と鹿沼市役所に行き担当者に話しを伺ったところ、業務を通して一番大変なことは申請者の中に嘘をつく人がいるので、それをどう見破り公平にするかとのこと。そのためには、プライベートなことまで詳しく聞かざるを得ないそうだ。また、手当てを貰うことばかりを主張しすぎて、市役所の定期的な呼び出しにも答えない人も多々いる。そういう人があまりにも多く、日々頭を痛めているそうだ。

 

児童福祉だけでなく、福祉に関する各種の手当てはどんどん改正されて該当者も増えていく。それとともに、甘えを許しているような気がすることもあると担当者は語る。

 

 

今回両方の意見を聞くことができ、その話の中から今後のあり方を卒論の中で論じたいと思う。

 

 

締め切りまであと1週間と少し。後悔しない論文を完成させたい。